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2020.09.05 Saturday

脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その四)

脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その四)

本庄 巌 

 

 これまでにも高僧が深い瞑想に入った時の脳波で、睡眠状態の時のシーター波が出ていることは分かっていました。しかし脳のどの部分がどう働いているかを知るには脳機能画像が不可欠で、もし深い瞑想状態にある時の脳を脳機能画像で調べれば、お釈迦様が菩提樹の下で禅定に入られた時の脳も推定できると思っていました。

 幸いアメリカの研究で、チベットの修業僧が深い瞑想状態に入った時の脳機能を調べ、前頭葉の活動と、頭頂野の沈黙が見られたという報告がありました。  

 前頭葉は脳の中の脳といわれるように意志や行動決定の中心であり、いわば大会社の社長室あるいは内閣総理府といった中枢です。瞑想に意志を集中することが強力な前頭葉の活性化を来し、いっぽうそれに反比例するように頭頂葉の沈黙が起こっていたのです。頭頂葉は五感の情報を解釈する場所で、これが働かないと物は見え音は聞こえても、その情報が解釈されないままに通り過ぎることになります。さらには空間内での位置感覚がなくなり、自己と外界との境界が消失し宇宙との一体化がもたらされます。これによって大日如来との一体化や、キリストとの合体感を生む場合があります。

 仏像の額の白毫からは世界を照らす光が出るとされています。また額に第三の眼を持つ仏像もみられます。これらの仏像は瞑想によって額の後ろの前頭葉が輝くことを示しているのかもしれません。

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