禅フロンティア

人間禅『立教の主旨』にご賛同いただき、会員と共に把手共行していただける名誉会員をはじめ、禅の自由でダイナミックな発想を生かすフロンティアの旗手たちの論説を掲載します。
「人間禅」のホームページにもお立ち寄りください。https://ningenzen.org

人間禅のホームページはこちら 禅フロンティアブログ一覧はこちら

 

<< 脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その二) | main | 脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その四) >>
2020.08.31 Monday

脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その三)

脳の不思議・・お釈迦様の脳まで(その三)

本庄 巌 

 

 脳機能画像を使って言葉に関わる脳の働きを調べていくと、私たちの脳がいかに目的に応じて巧妙に対応しているかが分かってきました。

 文章を朗読している時の脳画像では、聴覚野は沈黙して自分の言葉はいちいちチェックしていないことが分かりました。逆に自分がしゃべっている内容をチェックしているとうまくしゃべれなくなるのです。

 しゃべっている言葉を少し遅らせて聞かせると、聴覚野が活動して言葉はうまくしゃべれなくなります。聞こえているのに聞こえないふりをするいわゆる詐聴という行為がありますが、もし本当は聞こえているのであれば、言葉が乱れるので容易に発見されます。自分のしゃべる言葉の内容をいちいちチェックすると、吃音の状態になるようです。

 指先で点字を読んでいる時の脳機能画像では、指の触覚を司る脳が働く筈ですが、その部分ではなく視覚野が働いているのです。脳は指で知覚した点字を触覚ではなく視覚的な映像として受け取って、言葉の理解をしていることが分かります。

 また手話や読唇など、視覚を介して言葉を理解している場合は、視覚野ではなく聴覚野を働かせて理解していることが分かっています。たとえ眼から入った情報でも、あたかも耳から入ったように処理しているのです。まさに脳は目で言葉を聞いていたのです。

コメント
コメントする








 
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
Selected Entries
Categories
Archives
Links
Profile
Search this site.
Others
Mobile
qrcode