禅フロンティア

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2020.09.16 Wednesday

人間禅道場における茶碗作り(2)

JUGEMテーマ:陶芸

人間禅道場における茶碗作り

丸川春潭・佐瀬霞山 

 

2.耕雲庵英山老師の茶碗作り

(1)本部道場の初期の窯

 本部道場に作られた窯(下の写真の窯)は両忘塔東下の広場に作られたもので、これが作られた時期は定かではありません。昭和30年代はじめ頃と思われます。この窯を焚いておられるのが耕雲庵英山老師です。

 

 

(2)老師還暦茶碗

 昭和27年(1952年)が耕雲庵英山老師の還暦の年であります。老師は還暦を記念して抹茶茶碗を作り、人間禅の幹部の方々数名に贈与されたものと思われます。茶碗は重く素朴かつ無骨なものです。

 

 

 これ以前の茶碗は見たことがないので、還暦茶碗から作陶を始められたものと考えられます。この写真は、老大師の作品集からのコピーであり四国支部所蔵ですが、本部道場にもあります。

 

(3)老師古希茶碗

 老師69才(昭和37年、1962年)すなわち古希の記念品として心経茶碗を製作されました。般若心経を茶碗の側面に書いたものです。そしてその記念品の配布の仕方がユニークであり耕雲庵流なのです。一生お茶を嗜むことを前提に心経茶碗を所望する者は、昭和36年9月1日付けの葉書で申し込むようにと通達があり、先着順でいただけると云うことでした。

 作陶した茶碗の粘土が未だ乾かない間に、先の尖った筆具で般若心経を最初から最後まで書かれている茶碗です。想像しただけでも大変なことです。この作陶をされ出すと奥様の珠月様以下ご家族は邪魔をしないように大変気を遣われたと云うことを伝え聞いています。しかもその作製された数は100個を優に超えるとのことで、耕雲庵老師の大慈大悲には頭が下がるのみであります。

 

 

 

(4)老師喜寿茶碗

 耕雲庵英山老師が喜寿(数え年77才、昭和44年)になられた記念品として茶碗か書(掛け軸用)を所望の会員はどちらかを頂きました。

 この茶碗は吉田実応大先輩と金峰庵光常老師(当時大学生)の二人が登り窯をこれ用に作り、一度に50個ほど燓かれたそうであります。

 

 

 

 写真は、千獃庵凉𨼲老師から10年ほど前に譲り受けさせて頂いたものです。茶碗の側面に七を三つ書いた㐂の字を揮毫されています。昭和44年5月5日と書かれていますが、5月5日は人間禅創立記念日でありこの日に第二世総裁妙峰庵老師が誕生し、耕雲庵英山老師は名誉総裁に就任された記念すべき日であります。

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